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目の不思議を学ぼう!@雷山公民館

あけましておめでとうございます。初夢は北海道旅行でした。
かるかんはお腹を壊しつつ今日も元気です。
冬生まれが寒さに強いなんて誰が言い始めた。
2019年度のイベント納めとでも言いますでしょうか。
雷山公民館さんで、「目の不思議を学ぼう!」のイベントを行わせていただきました。目がなぜ二つ必要なのかについて、みなさんと学んでみました。
最初にメンバーが取り出したのは(私の中で)お馴染みのエイムズの箱。片目で一つの穴を除くと、そこには大きな人形と小さな人形が立っているのが見えます。参加してくれたみんなにも、その二つの人形の服の色と大きさを観察して、ワークシートに記入してもらいました。迷う子はあまりいなかったね。cmで目測してくれた子もいました。
ただ二つの人形が入っているだけならなんも面白くないのですが、ここからちょっとした種明かしです。
中身を取り出すと、こんな感じの歪んだ箱が↓
雷山エイムズ
この歪み方と「片目で見る」という行為に、秘密があるんでしたね。
中身を取り出して、今度は横川から両目でのぞいてみました。同じように観察結果をまとめてもらいましたが、今度は少し先ほどと違って見えるようで。片目で見たときと比べてもどことなく表情が「?」となっていました。
最後に答え合わせ。人形だけを取り出してみると、(手作りなので若干違うけど)不思議なことに同じ大きさですね。
謎に迫る前に、後少し実験。
どちらも片目を閉じて、
・何か物に人差し指を合わせ、そのまま閉じている目を反対にする実験。
・目の前で人差し指同士をくっつけようとする実験。
をやってみました。
雷山錯視
一つ目では合わせたはずの人差し指がずれ、二つ目はうまく指を合わせることが両目の時より難しいといったことが起こります。これまでの実験でわかるかもしれませんが、私たちの両目は、気づかないけど見えているものにちょっとした差があるのです。
キーワードになりますが、この両目で見る景色の違いのことを「両眼視差」と言います。
では、なぜこの違いが必要なのでしょうか。
右の三角形に答えが↓
雷山三角
りんごのところにできた三角形の角度の大きさで、私たちは普段そのりんごがどのくらい遠くにあるのかをみています。
両眼視差は、自分と物との距離を測るために、私たちに必要なのです。
前半にやった二つの実験も、片目だとうまく距離が図れないために起こることなのです。
これをうまく利用したのが、3Dメガネというやつです。今回みんなに作ってもらったのは赤青のよく見るやつですが、最近出てきた色のついてない3Dメガネや、メガネをかけなくても3Dに見える原理なども詳しく解説していただきました。
子ども達はちょっと難しかったか、ぽかんとしてましたね。笑
みんないい子で、またメンバーがより一人一人の子どもたちに接することができたので、とても落ち着いた講義でした。
今回ご協力いただいた雷山公民館、また保護者の皆様、手厚いサポートをありがとうございました。
2020年も良い年になりますように。

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